- 2006年1月号 -
第1週 : 1月4日〜10日
『亡国のイージス』2005年 ヘラルド 127分
(出演)真田広之, 寺尾聡, 中井貴一 (監督)阪本順治
おトソ気分も醒めやらぬうち、新年早々戦争だ ! 海上自衛隊の最強イージス艦がテロリストに乗っ取られた ! 大量破壊兵器の照準を首都東京に合わせた難攻不落の不沈艦を、いかにして奪還するのか? 自衛隊全面協力の下、本物の戦艦・戦闘機を使用して製作された迫力満点の戦争超大作 !
『博徒一家』 1970年 東映 116分
(出演)高倉健, 鶴田浩二, 若山富三郎 (監督))小沢茂弘
時は明治。名門博徒一家の跡目相続を巡る巨大な陰謀に、健・若山・大木実の三羽烏が真っ向勝負で立ち向かう、とっておきの超豪華任侠大作 ! 鉄道工事独占を狙う不敵なサナバビッチ・渡辺文雄に怒りのドスがズバッと炸裂 ! 本家「博徒」の鶴田浩二が、ここ一番で画面をさらう大人気シリーズ特別篇 !
『殿さま弥次喜多』 1960年 東映 79分
(出演)中村錦之助, 美空ひばり, 中村賀津雄 (監督))沢島忠
明るく楽しい錦チャン映画の代表作と云えば勿論コレ ! 将軍候補など真っ平御免と、錦チャン・賀津雄の名物兄弟が、城を抜け出しシャバを満喫。ひばり社長の瓦版屋に潜り込み、自分たちをネタにスクープを連発する痛快娯楽時代劇 ! 絶好調の沢島忠が軽快に送る、ちょっぴりローマな大変おめでたい一篇 !
第2週 : 1月11日〜17日
『沓掛時次郎 / 遊侠一匹』 1966年 東映 91分
(出演)中村錦之助, 渥美清, 池内淳子 (監督)加藤泰
たまにはいいさ、腹いっぱい泣くがいいさ・・・。心ならずも斬った男の女房おきぬと幼子を、故郷へ送り届ける時次郎。これを機会に堅気になると、一度は誓ってみたものの、病を患ったおきぬの為に、渡世の道へと逆戻り・・・。涙々でエンドマークがかすんで消える、錦チャン×長谷川伸の股旅時代劇最高峰 !
『戦国自衛隊1549』 2005年 東宝 119分
(出演)江口洋介, 鹿賀丈史, 的場浩司 (監督)手塚昌明
戦国時代に突如現れた自衛隊が"織田信長"となって天下統一の大戦争を開始する奇想天外な荒業超大作 ! 歴史の改ざんを阻止すべく乗り込んで来た後続部隊との、近代兵器を駆使した究極の内戦を描く超ド級の戦争巨篇 ! 本作もこれまた自衛隊全面協力作品。近頃の自衛隊は何やらヤル気満々だぜ !
『男の勝負』 1966年 東映 91分
(出演)村田英雄, 高倉健, 藤純子 (監督)小沢茂弘
コンパクトなボディにドデカイ男気を搭載した、燃える男・村田英雄の豪快任侠シリーズ第1弾 ! 博徒&テキ屋の超党派タッグが、地域の活性化目指して繁華街開発に挑戦。利権を狙う欲ボケ・天津敏を怒りの連係攻撃で駆除する熱血アクション巨篇 ! 健サン&純子のサブストーリーも絶品ですぞ !
第3週 : 1月18日〜24日
『女渡世人』 1971年 東映 90分
(出演)藤純子, 鶴田浩二, 木暮実千代 (監督)山下耕作
涙に濡れた瞼を閉じりゃ、遠い面影母の顔。逢いたさ募らせひとりゆく、女だてらの裏街道 ! 生き別れになった母を捜し求め旅を続ける純子と、子連れの流れ者・鶴田が、互いの想いを胸に秘め、手に手を取って悪を討つ傑作任侠シリーズ第1弾 ! 悪行三昧のあげく温泉独り占めとは、大人気ないにも程があるぜ遠藤辰雄 !
『裏切者は地獄だぜ』 1962年 東映 89分
(出演)片岡千恵蔵, 高倉健, 鶴田浩二 (監督)小沢茂弘
裏切者は地獄だぜっ ! ・・・なーんて言ってる本人が裏切ったりしてるから世の中わからない。暗殺されたボスの死に不審を抱く暗黒街の大物・千恵蔵が、巧妙に仕組まれたカラクリを暴くべく八面六臂の大活躍を魅せる痛快活劇 ! 超豪華ゲストが次から次へと惜しげもなく登場する満腹感絶大の娯楽巨篇 !
『修羅のみち10 / 九州全面戦争』 2004年 ナック 88分
(出演)原田龍二, 渡辺裕之, 松方弘樹 (監督)小澤啓一
魅惑の美形極道・原田龍二が、軟派な世間に喝入れる、ちょっぴり背ノビのハードアクションシリーズ堂々の第10弾 ! 関東 VS 関西の大抗争が遂に九州にも飛び火。壮絶な代理戦争の火蓋がきって落とされる ! このご時世に無駄な道路をホイホイ作る国賊・松方に、国家レベルの天誅を !
第4週 : 1月25日〜31日
『男はつらいよ / 噂の寅次郎』 1978年 松竹 104分
(出演)渥美清, 大原麗子, 志村喬 (監督)山田洋次
女難続き(?)の我が身を恥じて、毎度の反省するにはしたが、三日と持たない寅次郎蒟蒻物語の一席。旅先でこの世の無常を悟り、修行の道を決意した寅さんが、その舌の根も乾かぬ内にブリブリ麗子に2秒でホの字♡ 煩悩丸出しの爆笑騒ぎを巻き起こす ! 墓参り事件にタコ自殺騒動と今回も珍事続出の第22作 !
『日本侠客伝 / 関東篇』 1965年 東映 94分
(出演)高倉健, 鶴田浩二, 北島三郎 (監督)マキノ雅弘
江戸前の味を食卓へお届けする「築地・江戸一」が、創業以来の経営危機に直面 ! 当然そこには魚河岸乗っ取りを企む悪のグルメ・天津敏の鬼畜な陰謀が・・・。そうはさせじと健サン・鶴田の黄金コンビが命を懸けて築地の伝統守り抜く、男泣き任侠シリーズ第3弾 ! 長門裕之相も変らぬ先走り。戸板に乗せられご帰還だ !
『子連れ狼 / 親の心子の心』 1972年 東宝 108分
(出演)若山富三郎, 山村聡, 林与一 (監督)斎藤武市
泰平の世に逆らい茨の道をゆく、空気読めない最強親子・ちゃん&大五郎の痛快マカロニ時代劇第4弾 ! 藩士の後家から夫の仇討ちを請け負った拝一刀が、宿敵・裏柳生の執拗な追撃をかわしつつ、涙堪えて職務を全う。劇画な設定ものともせず、富三郎がスタントなしでガンガン暴れまくる一撃必殺の娯楽巨篇 !
【任侠雑学講座】
『寅次郎 VS 東映ヤクザ俳優』
同じアウトロー映画の系譜にありながら、「男はつらいよ」と「東映ヤクザ映画」と云うと一般的には全くの別世界と思われがち。ましてやその東映ヤクザの凶悪な面々が寅さんシリーズに出演しているとなると、食い合わせの悪さを心配する御仁もおありでしょうが、これが中々イイ味出してます。「噂の寅次郎」で室田日出男が、「夜霧にむせぶ寅次郎」で渡瀬恒彦が、「柴又より愛をこめて」で川谷拓三が、それぞれ寅の恋敵としてゲスト出演しています。渡瀬恒彦はイメージ通りですが、残る二人は意外にもさしづめインテリな役。要チェキです。
ちなみに川谷拓三は「トラック野郎 / 突撃一番星」でも桃サンの恋敵を演じていて、日本を代表する二大シリーズにおいて主人公からマドンナを奪うという快挙を成し遂げています。
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《解説の解説》
「修羅のみち」って作品的にはアレなんですけど、書くぶんにはとても楽しかったです。
「戦国自衛隊1549」は、観てないどころか映画の存在すら知りませんでした。でも当然、さも観たかのように書きます。このころにはもはや良心の呵責すらありません。
